Thursday, July 27, 2017

歯の豆知識: 被曝線量

「被曝線量」
皆さんこの言葉を聞いてどのようなことを考えますか?
東日本大震災による福島の原発事故の影響により、放射線について興味や敏感になっている方が増えています。
歯科治療時に撮影されるレントゲンの放射線被曝量を気にされる方は多く、特に短期間で何枚も撮影する場合心配になる方も多いはず。
しかし、デジタルレントゲンの場合には放射線被曝量が非常に少なく、これは通常生活している間に自然界から受けている自然放射線量の1年分と比較しても極めて微量です。
デジタルレントゲン装置では、一般的なデジタルカメラと同じようにレントゲンフィルムの代わりにCCDセンサーを使って撮影します。このCCDセンサーの感度が従来までのフィルムよりも高いので、レントゲンの放射線量を1/4から1/10程度にすることが出来ます。
ご存知のように、人間は普通に生活していても自然界からの自然放射線で被曝しています。
その量は年間で平均約1.5~2.4ミリシーベルトと言われていますが歯科のデジタルレントゲン撮影の1枚の放射線量は約0.01ミリシーベルト、全体的なパノラマレントゲン撮影でも約0.03ミリシ-ベルトなので、自然放射線の量と比較してもごく僅かであることがお分かり頂けるでしょう。





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