Monday, June 21, 2021

インプラント

前回インプラントが一番自分の歯に近づくと紹介しましたが、手術となるとやはり不安ですよね。

なので、 インプラントを考えていらっしゃる患者さんのよくある質問。

 

インプラントの材料はなんですか?体には害がないのですか?

インプラントには一般にチタンが使われます。

チタンはチタニウムともいわれ空気中では非常に安定し、錆びにくく、強度が高く軽いなどの長所を持ち、生体安定性が優れています。整形外科などでも骨をつなぐ材料として使用されています。


インプラントの寿命はどのくらいですか?
 
インプラントは錆びたり、虫歯になったりしませんが、口の中の清掃状態が悪いと天然の歯と同じように歯槽膿漏になりグラグラしてきます。ですから自宅での歯磨きや定期的な検診が重要で、それによって寿命が大きく違ってきます。
                              

誰にでもインプラントは可能でしょうか?
 
レントゲンや3DCTの診断により、顎の骨の大きさ、形などによって不可能な場合があります。
また、きちんとブラッシングができなかったり喫煙される方は不適応となります。
全身疾患がある方も、病状によっては手術ができないことがありますので、詳しい病状をお知らせください。
年齢制限などはありませんが、一般的に成長期の方には行いません。

 
 
どんな手順で治療は進められますか? 
 
1 病歴、健康状態の問診、検査と資料作り(レントゲン、歯の型取りなど)
 インプラント治療の説明と相談治療方針の決定と説明
 
2 1回目の手術
 歯肉を切開し、インプラントを埋入する穴を作ります。 インプラントの歯根部を骨の中に埋め込み歯肉で覆うようにして縫合します。
(場合によっては覆う様に縫合せずに蓋をねじで締める)
 
3 2回目の手術 
インプラントの歯根部が骨になじんでから行います。
3~6ヶ月後、前回取り付けた歯根部の上に穴を開けて土台の型を採る。
 (ねじの場合は外して型を採る)
 
それに基づいて、上にかぶせる歯を作ります。
 
4 出来上がった歯を取り付け、完成です。
 
     定期健診には必ず来院し、自宅での手入れも丁寧に行ってください。
 
 

 
 


自分の歯のように噛めますから、一番自然に食事が出来ます。
 
でも、インプラントができるかできないかは歯科医師と相談の上決めないといけません。
入れ歯が合わない、ブリッジは噛みにくいし見た目が悪いと思われたら
一度ご相談くださいね。


          

 

Monday, June 7, 2021

歯を無くしたら?

  歯を虫歯や歯周病で失ってしまった場合、そのまま放置しているとどの様な変化が起きるかご存知ですか?
 歯は隣合ったり、上下の歯が咬み合わさっていることにより位置を保っていますが、1本抜けるだけでも隣の歯が倒れ、噛み合っていた歯が骨の中から伸びてきてしまうこともあります。

ですから、抜けた場所には必ず何か歯の代わりとなるものを入れなくては口の中のバランスが崩れ様々な問題が出てきます。
 失った歯に対する治療は以下の3種類があります。 

 
ブリッジ

(利点)自分の歯と同じように噛むことが出来て違和感はありません。

(欠点)ブリッジを固定するために両脇の歯を削る必要があります。

義歯・入れ歯

(利点)口の中の型を採る程度の比較的簡単な治療で作れます。

(欠点)硬い物や粘り気のある食べ物は食べにくかったり、違和感を感じる方もいます。 

インプラント

(利点)歯に近い構造で自分の歯と同じように噛め、見た目も綺麗です。

(欠点)インプラントを埋め込む手術が必要で費用もかかります。 


後は歯周病や骨の状況でも選択肢が変わってきます。

保険や費用のことも考え、ご自分に適した方法を選択することが大切ですが...

できればインプラントが一番自分の歯に近づくのです。

インプラントには健康な骨、健康な口の中の状態であることが第一。

歯磨きしなさいと言われるのは現在の歯を守ることももちろんですが、

将来の口の中の健康を考えるにしてもとても大切なことなのです。

 

 

 

 



 


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