Monday, May 2, 2016

歯の豆知識;舌ピアス



 耳にピアス、ヘソにピアス、鼻にピアス、眉毛にピアス、そして舌にピアス。
お洒落が幅を広げ、どんどん新たなファッションが生まれています。
お父様、お母様世代の方は舌にピアスなんて考えられないんじゃないですか
 今若い方の中で色々な身体の部分にするボディーピアスが流行っています。
歯科の観点から今回は舌ピアスについてお話しさせて頂きたいと思います。

  以前22歳の男性が脳膿瘍で亡くなったケースです。
舌から感染症が血流により脳まで広がってしまったそうです。
舌ピアスによって命を落とすこともあるのです。
舌のピアスによって歯が欠けたり、口内感染症になったり、心臓に問題が生じることを専門家が言及しています。
 他には舌の慢性的機械的刺激により潰瘍を作り、悪性腫瘍の誘発を起こすかも知れないといったこともあります。
 舌の上は問題ないように見えても舌の裏側の丸いアンカーが舌に埋没してしまうケースもあります。
 これを除去する場合には、ケースによりますが舌の裏側に麻酔をし舌を切開し、一度球を舌の外に出して、上の球を回転させて下の球をネジから外してあげなければまりません。
 舌ピアスを開ける時に、舌の血管を切り大出血する可能性も考えられます。
基本的には無麻酔で無資格者が行える施術です。

舌ピアスはとてもリスクのあるものです。
とても勧められるものではありません。
このような危険性があることを知ってまで皆さんは舌ピアスをされますか?


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