Monday, January 27, 2020

INVISALIGN VOL 67


 歯の矯正をお勧めして、一番患者さんに理解してもらえないのが、
上顎が大きくて、下顎に被っている患者さんです。

わかる症例としては、話題になった映画
Bohemian Rhapsody の Freddie Mercury
彼の歯並びは極端な例で、あの歌声は大きな上顎のおかげ?かも??


彼のように症状が酷い~例えば、噛み合ってない、など明らかな不正咬合の患者さんの場合はよくわかるかもしれませんが、上下のバランスが悪いだけの場合は「歯並びは綺麗だし、顎も出ていないのにどうして矯正をしないといけないの?」と思うはず。

けれど、噛み合わせた時の位置が正常でないと、健康な噛み合わせとは言えません。
犬歯は歯を左右に動かしたときにガイド/下顎を誘導する歯ですが、噛み合わせが悪いと違う歯でガイドして異常なすり減り方をしたり、
前歯の先がすり減ったり。
詰め物や被せ物がすぐに外れてしまったり。
顎関節症発症の確立も高くなります。

正しいバランスで噛んでいないと歯は様々な問題が出てきます。
顎の問題ですので、成長期に治療しないと大人になってからでは「手術」で治すという方法になってしまいます。
痛そうじゃないですか?
上あごを切って噛むようにするんです。

遺伝子上の問題で、何をしてもこの噛み合わせになってしまう場合は最終的に手術も選択肢の一つですが、成長期に上あごの成長を抑えられるかどうか、下顎を前に出せるか。
それが大きな分岐点になります。

インビザラインにもこのような特殊なアライナーがあります。



上下の顎にここで噛むのが正しいですよと誘導するのです。
そして、正常な成長を促す。
インビザラインなら顎の矯正と歯の矯正を一度にしてしまいます。
そして、矯正装置で楽器の演奏が妨げられたリ、スポーツに支障が出たりもしません。
英語の映像も添付してみますね。


上顎が大きい患者さんのインビザライン治療




インビザラインで出来る治療がどんどん増えていますので、今まではあきらめていた方も相談してみてはいかがでしょうか?




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