Friday, August 5, 2016

唾液の力

私たちの口の中は常に唾液で保たれています。
唾液は99.5%が水分です。唾液のphは平均6.8(中性に近い弱酸性)ですが、唾液の量が多いほどphは高くなります。唾液の分泌量は1日1.0~1.5Lにもなり、安静時では1時間当たり平均19mlであるのに対して、睡眠時には1時間当たり平均2mlと少なくなります。
睡眠時は唾液の様々な効果が期待できないので、就寝前のブラッシングがとても重要です!

唾液の効果
1 浄化作用:食べかすなどを洗い流す。
2 殺菌作用:歯垢の発生を抑える。
3 保護作用:歯に皮膜を作る。
4 再石灰化作用:歯表面の溶け出した成分の再沈着をはかる。
5 希釈作用:歯の表面の酸をうすめる。
6 緩衝作用:phを元の状態に保とうとする。

下の図のように、食事をするたびに口の中のphは酸性になり、歯の成分が溶け出します。しかし、唾液の作用により約40分間でphは元に戻り、歯の成分も元に戻ります。
しかし食事の回数や間食の多い人では下の図のようにphが戻る前に、または戻ってもすぐに飲食をしてしまうので、口の中は酸性状態が長くなり、虫歯のリスクが高まります。
食事や間食を制限し、時間をきちんと決めることが大切です。
唾液の量を増やすには良く噛んで、歯磨きを必ず行いましょう!!


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