Tuesday, May 9, 2017

INVISALIGN Vol 11

日本はゴールデンウィークも終わって、学校に行きたくない、仕事したくない。
5月病を発症しそうになりますが

お天気もいい時期、梅雨や暑い夏の前に学校も仕事も頑張りましょう。


今日は歯の動きについて、ちょっと専門知識を。
歯の矯正をすると言っても、どう歯が動いてるのか不思議じゃありませんか?

普段は硬い骨に覆われ、硬い食事もバリバリ噛める歯が骨の中を移動するんです。

理屈はわかってても不思議なものです。

歯は歯槽骨という骨と歯根膜という組織に囲まれています。
普通は歯周病や事故でない限りぐらぐらすることはありません。


でも、矯正はその骨を溶かしつつ動かしていくんです。
どういう仕組みかと説明すると、

歯に一定方向の力を加えると
骨を破壊する組織が、圧力のかかっている方を壊し
そして、引っ張られた方には骨を作る組織が歯槽骨を作って行くのです。

破壊することと、骨を作ることのバランスが上手くいかないと歯がグラグラしてしまいますので 徐々に力をかけながらゆっくり移動させないといけないのです。

こんなに歯に負担をかけているのに、その上プラークなどの刺激があったら歯槽骨は再生しにくくなりますから、しっかり歯磨きしましょうというのはこんな理由もあるのです。

もちろん若い人は、細胞も活発ですから骨をすぐに再生するでしょうが
年齢が上になると、骨もなかなか作れません。
 だから、矯正は若い時が一番効果的です。
歯を動かしても、歯槽骨がしっかり支えてくれてますし、すぐに馴染む。
お子様の矯正を悩んでらっしゃる方は、成人する前に早めに相談しましょう。

 また、矯正をした後、リテーナーという装置を入れてその状態を保持させるのも大切なこと。
歯槽骨は、動いたばかりの骨を壊してでも また元に戻ろうとするのです。
骨がしっかり固まるまでは、リテーナーを付けることが矯正期間中よりも重要ですよ。

矯正が終わった~とほっとして、放置したらあの努力も費用も水の泡です。


 矯正のこと少しわかっていただけたでしょうか。
だから矯正は時間も費用もかかるのです。

 私の歯はグラグラしていませんし、歯槽骨がなくなる心配はまだなさそう。
破骨細胞と骨芽細胞がんばれ!と応援しておくことにします。


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