Thursday, August 15, 2024

Bite Wing

  アメリカの歯科医院にて治療前の診断で必ず撮影するレントゲンが BiteWing、咬翼法と呼ばれるものです。

この撮影方法は歯と平行に撮影するので、歯と歯の間の小さな虫歯や、軽い歯周病、詰め物やクラウンの不適合、歯石など様々な診断 ができる優れもの。

この一枚のレントゲンで上下含めて最低4本の歯が診断でき、左右2枚ずつ、合計4枚撮影すれば奥歯の問題はたいていわかります。

 ただし、歯根の問題や重度の歯周病は見えません。

渡米され、日本では虫歯がないと言われたのにアメリカで咬翼法を撮影し虫歯がいくつも発見される場合があります。

レントゲンでしかわからない 小さなものの場合が多いですが、放置しておけば必ず大きくなります。

日本は歯科保健によって撮影できるレントゲンも決められていますから、初期の歯と歯の間の虫歯の発見は歯科医師の方々にも難しい問題だと思います。

 

そして、患者さんに知っておいていただきたい重要なことは、歯と歯の間はどれだけ歯磨きを頑張っても綺麗にはなりません。

フロスが大事。

日本では糸ようじを使われている方も多いのですが、つまようじの役目でしか使用していないと汚れが落ちていません。

歯間の清掃用ですので、糸を歯の面に押し付け、こするようにして前と後の歯、2本の汚れをこすり落として綺麗にします。

 

丁寧にフロスをする癖をつけて、歯間の虫歯を予防しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 



Thursday, August 1, 2024

歯磨きから?フロスから?

 
 
歯磨きはフロスからすればいいのか、歯ブラシからすればいいのか。
研究結果を見ると、どちらも清掃状況は変わらないという結果が出ています。
歯ブラシを使ってから磨けてないところを確認しながらフロスをしてもいいし、
フロスで歯と歯の間の汚れを綺麗にしてから歯ブラシで磨くでもいい。
 
ただ、どちらを先に使うにしても、上の絵のように歯は曲線のつながりであることを認識し、歯ブラシでは絶対入らない場所に、フロスを入れて曲線に添わせて汚れをぬぐい取るように動かします。 

つまようじのように、つまった汚れをはじくだけではなく、糸を一か所に入れたらゴシゴシと2本分歯に添わせて綺麗にします。
歯ブラシも直線的に磨くのではなく、一本ずつ歯の曲線を意識して当ててください。
 
それを気を付けていれば、フロスからでも歯ブラシからでも効果に変わりはありません。

歯磨きに対する意識が高い方だけが悩む、特殊な悩みかもしれませんね。