Monday, March 29, 2021

Invisalign First +Invisalign Stickable

 

Invisalign First は 乳歯と永久歯の混合した時期に始められる歯科矯正です。

以前にもご紹介していますが、長い間永久歯の矯正のみだったInvisalignにも、歯の生え変わりのスペースを保持したり、永久歯を正しい位置に誘導する、初期歯科矯正のプランが出来ています。

が、この写真を見て笑ってしまいました。

インビザラインは見えない矯正装置という売りなのに、子供向けに口の中でも害のないシールが公式のサイトに出ていました。

矯正装置のゴムの色を変えたりして楽しんでいたのと同じ感覚なのでしょうが、面白いですよね。

歯科矯正は当たり前の国ですからこんな風に「矯正してます」と見せることも子供たちの一つの楽しみ?なのでしょう。

当院では前回のブログでご紹介した、夜や自宅で行う矯正装置もあります。

乳歯と永久歯生え変わりの頃に、歯が並んでいる歯列弓と呼ばれる部分を広げることは永久歯がきちんと並ぶための準備になります。

歯科の早期矯正は顎の正しい成長を促す大切な一歩です。

子どもの歯並びが悪いかもと思ったら早めにご相談ください。

 

 

Monday, March 15, 2021

早期歯科矯正~子供の歯のうちに

歯が重なる「叢生」と呼ばれる歯並びが悪い人は、どうしてそうなるかご存知ですか?

歯が並ぶ場所が十分確保できてないとは言われますが
じゃあ、どう治療するのが一番でしょう。

大人の歯を抜いて並べる?

もったいないですよね。


子どものころに、歯列弓と呼ばれる”歯が並ぶ顎”を、
大きく丸く幅を広げるときちんと歯も並ぶのです。
奥は広くても前の幅が狭い人は、十分なスペースがないのです。

Vの形の上に歯を並べるか、Uの上に並べるか。
Uの上に並べた方がたくさん並びませんか?
それの違いなんです。

この症例も、前歯が並ぶ歯列弓の幅を成長に合わせて大きくしています。


 明らかに変わりますよね。



大人の歯に生え変わる頃に、正常な歯列弓の形にしておけば 大人の歯が綺麗に並びます。

その治療方法として 、
このような装置を一日4時間付けて、顎を運動させ広げる方法があるんです。

 当院でもたくさんのお子さんががんばっていらっしゃいます。

頑張れば効果が出る矯正装置。


歯の先端で噛みあっている(切端咬合)場合や、
噛み合わせた時に下の前歯が見えないほど上の歯がかぶさっている(過蓋咬合)など、
簡単な場合であれば、噛み合わせの矯正もこの装置で治療できます。


 ただ、場合によっては、子どものころに矯正の初期治療をしても、
第二次成長期に矯正装置が必要になる人もいますが
歯を抜く必要がなくなったり、大きな移動は必要なかったりと、多くの利点はあります。

現在は大人になってもインビザラインを利用して矯正できるようになってきていますが、
口の周囲の筋肉のつき方や、舌の動き、顔貌の変化などを含め
生え変わりのころが一番の矯正チャンスです。

一度当院にご相談くださいね。