Monday, March 15, 2021

早期歯科矯正~子供の歯のうちに

歯が重なる「叢生」と呼ばれる歯並びが悪い人は、どうしてそうなるかご存知ですか?

歯が並ぶ場所が十分確保できてないとは言われますが
じゃあ、どう治療するのが一番でしょう。

大人の歯を抜いて並べる?

もったいないですよね。


子どものころに、歯列弓と呼ばれる”歯が並ぶ顎”を、
大きく丸く幅を広げるときちんと歯も並ぶのです。
奥は広くても前の幅が狭い人は、十分なスペースがないのです。

Vの形の上に歯を並べるか、Uの上に並べるか。
Uの上に並べた方がたくさん並びませんか?
それの違いなんです。

この症例も、前歯が並ぶ歯列弓の幅を成長に合わせて大きくしています。


 明らかに変わりますよね。



大人の歯に生え変わる頃に、正常な歯列弓の形にしておけば 大人の歯が綺麗に並びます。

その治療方法として 、
このような装置を一日4時間付けて、顎を運動させ広げる方法があるんです。

 当院でもたくさんのお子さんががんばっていらっしゃいます。

頑張れば効果が出る矯正装置。


歯の先端で噛みあっている(切端咬合)場合や、
噛み合わせた時に下の前歯が見えないほど上の歯がかぶさっている(過蓋咬合)など、
簡単な場合であれば、噛み合わせの矯正もこの装置で治療できます。


 ただ、場合によっては、子どものころに矯正の初期治療をしても、
第二次成長期に矯正装置が必要になる人もいますが
歯を抜く必要がなくなったり、大きな移動は必要なかったりと、多くの利点はあります。

現在は大人になってもインビザラインを利用して矯正できるようになってきていますが、
口の周囲の筋肉のつき方や、舌の動き、顔貌の変化などを含め
生え変わりのころが一番の矯正チャンスです。

一度当院にご相談くださいね。

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