Bite-Wing X-ray:バイトウィング法(咬翼法)
アメリカの歯科医院において必ずと言っていいほど治療前のCheck up時に撮るX-rayがBite-Wing!!
Bite-Wingとはカリエス、特に隣接面のカリエスの診査や軽度な歯周炎の診断、また補綴物の欠陥発見などにかなり有効とされるX-rayです☆
この撮影方法としては、エックス線照射側にウイングのついたセンサー(フイルム)を舌側に垂直に立て、そのウイングを上下の臼歯で咬み合わせた状態でエックス線を真横から水平に照射します。
写真にあるように小臼歯から大臼歯にかけての頬側の真横から水平に撮影するもので、エックス線写真の像には上下顎臼歯部の歯冠部分が写し出され、歯冠や歯槽骨辺縁の状態をより正確に診断するのに適してます。
*ただこのBite-Wing X-rayでは重度の歯周炎や根管病巣はうつってきません。
アメリカに来てこのX-rayを知った時になぜ日本にはこの素晴らしいX-rayの方法がないんだ!?って思いましたが日本は保険制度で色々制限があるのでこのX-rayをとれないのが現状ですよね。。。
Check upでX-rayを撮影する時は、視診で怪しいと思った場所か患者さんからのリクエストがあった時にだけその部分を撮影できればいいですね。。。
私は自費でも、このBite-Wing法をCheck up時に入れたが良いのではないかと思います。
日本での歯科事情としましては、保険が効くことが前提ですので少しでも値段が上がったり、自費と聞くと、患者さんの中には不信感をもつ方もいらっしゃると思います。
しかし、もっと日本人の方の歯に対しての知識をあげ、Bite-Wing X-rayは必要不可欠であり 虫歯や軽度な歯周炎の早期発見になり小さい治療や予防で済むのではないかと思います!
是非日本でもCheck up時にBite-Wing X-ray導入考えてみてはどうですか?
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