Wednesday, October 15, 2025

歯の豆知識:緊急時の対応



 毎年、ケガなどで歯が折れてしまったり、抜けてしまうケースは全米で500万件にのぼると言われています。 
一度失われてしまった歯はもう元に戻らないのでしょうか?
 あきらめてはいけません。歯は、敏速な処置によって、よみがえることがあるのです。そこで、ケガをしたときは直ちにどんなことをすればよいか、知っておく必要があります。
 
  とれてしまった歯を、まず乾燥させないこと。ま水でも結構ですが、牛乳塩水唾液などにつけて救急センターへ持参するのがベストです。
救急センターでは医師がそのままとれた歯を移植してくれる場合もありますが、そうでなければ歯を生理食塩水内にパックしてもらい、かかりつけの歯科医院へ持参してください。
とれた歯は、ブラシでこすったりしないこと。なるべく根元の方は手に触れず、先の方を持つようにしてください。歯が汚れてしまったら、水でゆすぎましょう。
 
 とれた歯を1時間以内に移植することができれば、その歯は90%の確率でもとどおり使えるようになります。また、たとえ1時間以上経ってしまっても、その歯を仮に移植しておくことは可能です。後にその歯が使えなくなっても、一時的に顎の成長を安定させるのに役立つのであきらめないことが肝心です。
 
 ケガで歯をぶつけた場合、特にお子様では1本の歯でダメージが済むケースはまれです。ケガをしたら、お口全体を診察し、その後の3ヶ月、6ヶ月と引き続いて他の歯も様子を診てゆく必要があります。
その間、ご両親はお子様の痛みや腫れ、歯の色に変化がないかどうか、ぐらぐらしてはいないか、しみる、熱いなどの感覚をお子様が訴えないか、注意してあげましょう。
 
 歯が根元からしっかり付着し、安定してきたら、神経の治療を行います。残念ながら、後になってその歯に問題が起きてくることもあります。例えば、根元が溶け、顎の骨にひっかかる、歯が下に沈んでゆくなどの病気が考えられるので、治療後も歯の定期健診、要注意観察は重要です。
 

Wednesday, October 1, 2025

歯に良くない飲み物

   健康に良いと言われている飲み物の中にも、歯に悪いものがあります。

まずは牛乳です。
牛乳はカルシウムが豊富なので毎日取り入れたい飲み物ですが、乳糖が含まれているため虫歯になりやすいのが難点です。特に牛乳を多く飲む子ども は、牛乳が原因で虫歯になってしまう子も多いので虫歯予防の為に、牛乳は朝ご飯限定にして夜は飲ませないようにすると良いとされています。


次はシトラス系の果物、ジュースです。
オレンジやレモンなどのシトラス系の果物は気分をすっきりさせ、ビタミンCが豊富で肌にも優しいものです。

しかしこれらの果物は酸と糖分が豊富に含まれているため、歯には良くありません。

 虫歯予防として、果物を食べた後は口を良くすすぐか、水を飲んで酸が口の中に残らないようにしましょう。
同じような理由でどんなジュースでも飲んだ後も、水で口をゆすぐようにしましょう。


次はスポーツドリンクです。
オリンピック選手などにも愛用者が多いスポーツドリンク!体に良いことばかりのような気もしますが、砂糖が多く含まれているため、いつもスポーツドリンクばかりを飲んでいる人は虫歯になりやすくなります。
スポーツドリンクを日常的に飲んでいる人は、特に寝る前に飲む場合そのままベッドに入らず、歯磨きをきちんとしてから寝るようにしましょう。


最後は赤ワインです。
ワインは心臓病に効果があるなど、健康に良い事実が 明らかになっていますが、ワインも糖分が入ってるので虫歯の原因になり、歯の着色の原因にもなります。飲んで酔ってしまい、そのまま寝て しまう傾向のある人は気をつけて下さいね。

ただ、虫歯になりやすいからといってこれらのものの摂取を制限する必要はありませんが、水を口に含む、歯磨きをするなどの対策をしっかり行いましょう。

また、ジュースは知らないうちに糖分を接種していることも多く、糖尿病のリスクも上がります。

毎日の飲み物を見直してみて下さいね。