Tuesday, October 15, 2024

歯周病と癌の関係

 今日は歯周病の話。

歯周病は、歯と歯茎の境目から菌が入って、歯を支えてる骨を溶かす。
この知識はみなさん持ってらっしゃるはずです。

でも、じゃあ、
「私はそのばい菌を飲み込んでるの?」
「歯茎から入ったばい菌が体の中に入ってる?」

そんな疑問も起こりませんか?




アメリカの癌学会はかねてより、歯周病とがんに関係があることを調査していました。
今回、 Woman's Health Initiativeという調査機関が
1999年から2003年の期間に歯周病と診断された54歳から86歳の女性6万5000人に
アンケートに答えてもらった結果が発表されました。

この中で、7149人が何らかの癌を発症していることがわかりました


肺がん、胆のうがん、黒色腫、乳癌においても、歯周病でない女性と比較するとリスクがかなり高くなっています。

胆のうがんはこの調査で改めて歯周病と関係があることがわかりました。


 歯周病の女性は、そうでない女性と比べて、がんのリスクが14%上昇するそうです。
食道がんにおいては3倍以上。

まだまだ研究は必要で、
何がガンを誘発してるのか、どう血液に悪影響を与えているのか調査が必要ですし
アンケートだけでこれだけの結果が出たのですから、
今後まだまだ研究されていくようです。


人間の体はたくさんのパーツが集まって出来ています。
一つに不備があると、やはりどこかに不都合が出てくる。

歯周病は「歯の病気だから単独の問題」ではなく
全身の問題として、きちんと治療することと、予防することが大切ですね。

Tuesday, October 1, 2024

歯ブラシの知識

 電動ブラシと普通の歯ブラシ、どっちがいいの?

2014年に数か月間行われた専門家の調べでは、 電動歯ブラシは普通の歯ブラシよりもプラークを21%取り除き、歯茎の腫れを11%低下させたと、発表されました。

けれど2019年の調べでは虫歯の数は、電動歯ブラシの利用者と、普通の歯ブラシを使用している人では大きな違いがなかったとの結果が出ています。

どの歯ブラシを使用したとしても、歯ブラシが当たっていないと歯磨きをしている意味がありません。

鏡を見ながら、いつもとは違う場所から磨き始めたり、歯ブラシを違う角度で持ったりすることも 今まで磨けていなかった部分を見つける一つのアイデア。

歯は平面ではなく円柱であることを意識して磨いてください。

 

歯ブラシを選ぶのも大切ですが、

それ以上に歯を一本ずつ綺麗にすることが磨き残しを減らす一番のコツです。