Merry Christmas
寒いNYですが、皆様は暖かいホリデーシーズンをお過ごしください。
1.エナメル質が欠けて、その内側にある象牙質が露出すると熱いものや冷たいものに敏感になり、知覚過敏を起こしたり、痛みを感じるようになります。
2.歯が徐々に磨り減り、奥歯の咬む面の溝がなくなり、かみ合わせが悪くなります。
3. 歯を支える骨にも悪影響を及ぼし、歯が揺れたり、ついには大切な歯を失ってしまうことさえあります。
4.強い力が加わることにより、歯にヒビが入ってしまいます。
5. 顎関節やその周囲の筋肉にも問題が広がります。
6. 詰め物やかぶせ物が外れやすくなります。
歯ぎしりと喰いしばりの有無について
自分が歯ぎしりや喰いしばりをしているのかどうかは、歯科医師による問診や視診により診断ができます。
歯ぎしりと喰いしばりによる主な症状
*顎関節の倦怠感、痛み
*頭痛
*耳痛
*歯の知覚過敏
*肩こりなど。
以上のように歯ぎしりは全身に影響してくるのです。
治療法については
1.ナイトガードの装着
プラスチックで作られたマウスピースを就寝時に装着して、寝ている間の歯の磨耗を防ぎます。
2.ストレス解消
ストレスを解消し、顎の筋肉をリラックスさせて、歯ぎしりや喰いしばりを軽減します。
3.投薬治療
薬を服用して痛みや筋肉の緊張を和らげます。また、痛みによるストレスを解消します。
欠けたり、磨り減ってしまった歯は自然治癒する力がないため、自然に元通りになりません。ダメージを受けてしまうと、冠を被せたり、詰め物が必要になります。
多くの問題が起こる原因になりますので、悪い癖だと簡単に捉えることなく、きちんと治療して健康な口腔内、体を保ってくださいね。
歯ブラシとデンタルフロスどちらから行うのが効果的か?
結論からいうと、どちらから行っても変わらないそうです。
理由は、一旦落としたプラークが再付着することはないからです。
どちらから行っても変わらないのですが、先に歯磨きをしてからフロスをすると、磨ききれていなかった部分’がわかりやすいかもしれません。
歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは取れません。
その汚れをそのままにしておくと虫歯が出来てしまい、また、目には見えない場所なので レントゲンでしかわからないので厄介です。
フロスが引っかかるなどの問題は虫歯の初期進行かも。
自分で虫歯の早期発見ができれば一番ですね。
その場合は「ここにフロスが引っかかる!」と歯科医師に相談して検診をしてもらってください。
普段行っている歯ブラシと合わせて、一日一度は必ずデンタルフロスも使用するようにしましょう。
今回は子供の予防矯正について
永久歯に全部生え変わった後に行われるワイヤー歯科矯正は、装置が粘膜に当たって痛い、また歯が動かされるのでその痛みはもちろん、歯ブラシが当たりにくく虫歯になりやすい、顎の大きさによっては抜歯が必要な場合もある結構大変な治療です。
インビザラインも楽になったとはいえ、治療日も高額で大変なこともあります。
そんな歯科矯正を子どもの頃に予防する為の小児歯科矯正があります。
あごの成長のコントロールや、歯の生え換わりの誘導などを行い、思春期の矯正治療予防や、将来の矯正治療を簡単にし、また、永久歯を抜歯する可能性を減らします。
歯の型を取り、歯列に合わせたマウスピースのような装置を噛む運動によってあごを広げるという治療方法です。
お子さんの年齢や歯の状況によりますが、
寝るときだけにつけるもの(Nite Guide)
日中に運動が必要になるもの(Occlusal Guide)どちらかを選択します。
「矯正治療は早い時期からがいい」とよく言われますが、「永久歯が生えそろう前」が治療の開始に最適な時期といえます。
乳歯の頃から口腔内の状況を歯科医師と相談するのも大切な予防と言えるでしょう。
お子様の歯並びが気になる方は、早めの相談が将来の歯並びの美しさにつながります。