Monday, October 28, 2019

 Happy Halloweeeen

NYは紅葉も真っ只中、ハロウィンの季節です。

昔は暗くなってから子供たちだけで近所を回ったそうですが、今はまだ明るいうちに親が子供を連れて団体で回っていることが多いです。
だから、少し遅くなるともうお菓子のない家も出てきます。

「お菓子がもうないよ」「うちはハロウィンに参加しないよ」
そのサインは玄関の電気を消しておくこと。
家の中に電気がついていても、玄関の電気が消えていたらベルは鳴らしません。

お菓子がないからと、25セントのコインをくれる家もあったりします。
車の通りが多い場所や家と家が離れてる場所は子供も来ませんが、住宅街は子供があふれてますから、そんな場所の住民は出費が大変です。

私の家の近所に歯医者さんのお宅があって、その歯医者さんは毎年自分のオフィスのネーム入り歯ブラシをくれます。
素晴らしい宣伝ですよね。

最近は、もらったお菓子も食べきれないので学校で集めて、ホームレスシェルターなどに持って行くボランティアもあります。

どんなお菓子がもらえるか、どの家のお菓子が大きいか、どの家の飾りが面白いか、仮装をして友達と歩き回る。
それが一番嬉しいようです。
そして、自分が食べるよりもいくつお菓子をもらえたかという成果が楽しいのです。

 お菓子会社に踊らされてる気もしますが。。。子どもが楽しんでいるので大人も楽しむことにします。

Monday, October 21, 2019

INVISALIGN  VOL 62


インプラントとインビザライン。

インプラントが入っている歯は矯正で移動させることはできません。
骨に埋まっているので圧力をかければ、周囲の骨が溶けてしまいます。

けれど、歯根は歯根膜と呼ばれる組織に包まれているので、歯に一定方向の力を加えると
骨を破壊する組織が圧力のかかっている方を壊し、引っ張られた方には骨を作る組織が歯槽骨を作って行くのです。


以前にも説明してます。

歯の移動について







けれど、骨に直接埋まってるインプラントはこんな「奇跡的な移動」はできませんので、インプラントを希望されている方は、歯科医と相談して、矯正する前にインプラントをするのか、矯正を終えてからインプラントをするのか歯の状態を見て決めてください。

幸い、インビザラインは歯のない位置も保持できるように空隙を作ることもできますので、歯がない間に隣の歯が移動してくるなんてことはありません。

今まで歯がないまま放置していて、インプラントを埋める空隙が無くなった場合も、インビザラインによって必要な幅を作ることもできます。

インビザラインとインプラント
両方を上手に利用すれば、今まで歯がなかった人やインプラントを諦めていた人も機能する口腔内を復元できます。


技術の進歩って素晴らしいですね。

Monday, October 14, 2019

歯科のレントゲンって大丈夫?

歯科でレントゲンを何枚も撮ったけど大丈夫かしら。
照射量ってどのくらい?

歯科医院で皆さんの頭の中に起こる疑問ですよね。

簡単な基準で言うと、まずバナナを食べると0.1マイクロシーベルト(μSv)
日々の生活で受ける照射量は 0.4μSv

一年間コンピューターモニターを見続けると 1.0μSv

 歯科のデンタル、小さなレントゲンは 5.0μSv
パノラマと呼ばれる口の中全体のレントゲンは 14μSv

NY からロサンゼルスの飛行機に乗るだけで 40μSv

胸のレントゲンは 100μSv

医療のCTスキャンが 10000μSv
 
 これは2011年にMayoクリニックが発表した数字です。



レンガのビルに一年住むと70μSvとか、タバコを一日1.5箱吸うと36000μSvとか。
知らない場所でも放射線を浴びています。
もちろん、普段の食べ物からもです。

パノラマは毎年撮るわけではなく、数年に一度のチェック、又は手術やケガなどで必要になった時のみです。
デンタルは虫歯になりやすい人はできれば半年に一回、これは非常に大切な検診方法の一つです。
歯と歯の間の虫歯は肉眼では見えないので、バイトウィングと呼ばれる特殊な方法で確認するのが一番効果的です。

歯根の先の病巣も 深い歯周炎もレントゲンが必要です。


照射量を心配するより、必要なレントゲンを定期的にきちんと撮影していることが、最終的には自分の健康を守ることになるのです。



Monday, October 7, 2019

INVISALIGN VOL 61

日本でもアメリカでも、安い透明な歯科矯正が話題になっています。

アメリカのSmile Directという会社の場合は、
自分で型を採るか、近くのショップで3Dイメージを撮ってもらう。
そして自宅にキットが送られてくるようです。
治療ケースを見ましたが、アタッチメントを付けて根から移動させたり、大臼歯の移動など大きな治療はしない、前歯のみの矯正治療が多いようです。
結婚式前に歯並びを治したいとか、以前に矯正治療をしたけれど少し戻ってしまったなどの調整程度の矯正に適した会社のようです。


日本の安い透明な歯科矯正方法、キレイラインという方法もよくCMを見ますが、専属の歯科医の元で行うので今は一部地域しかできないようです。4万円からと書いてあってびっくり、でもそれは基本の値段。
来院ごとに型を採って、料金に合わせたスピードで毎回リテーナーを作って行く方法です。
治療は前歯だけだと安く行えますが、奥歯を広げたりする特殊な治療が追加になると値段が上がるようですね。
基本的には上と下の前歯12本が治療対象だそうです。


どちらの矯正方法もウェブサイトで見たところ、難しいケースやスペースを確保したり、歯根を回転させたり、複雑な症例には対応できないのかなと感じました。
これに比べて、インビザラインはワイヤー矯正と同じぐらいの幅広い、複雑な矯正ができるのが特徴ですね。

けれど、今後は患者さんのニーズに応えたものがどんどん出てくると思います。
少しでも歯に興味が出たのであれば、様々な方法をリサーチするのも大切だと思います。
もしかしたら、簡易な矯正治療だけで綺麗になるかもしれない。

歯科医の元で行うのが一番安全だし確実ではありますが、値段の問題であきらめてしまうのは勿体ない。
ただ、安い方法で強引に行って効果が出ないのは勿体ないし、歯根や歯槽骨にダメージが出たら大変!

安いからと飛びついてしまわず、自分に一番合った方法で、確実に矯正できるのが一番でしょうね。

けれど、やはり不安な場合は必ず歯科医に相談してくださいね。