Monday, November 30, 2020

歯周病と癌の関係

今日は歯周病の話。

歯周病は、歯と歯茎の境目から菌が入って、歯を支えてる骨を溶かす。
この知識はみなさん持ってらっしゃるはずです。

でも、じゃあ、
「私はそのばい菌を飲み込んでるの?」
「歯茎から入ったばい菌が体の中に入ってる?」

そんな疑問も起こりませんか?




アメリカの癌学会はかねてより、歯周病とがんに関係があることを調査していました。
今回、 Woman's Health Initiativeという調査機関が
1999年から2003年の期間に歯周病と診断された54歳から86歳の女性6万5000人に
アンケートに答えてもらった結果が発表されました。

この中で、7149人が何らかの癌を発症していることがわかりました


肺がん、胆のうがん、黒色腫、乳癌においても、歯周病でない女性と比較するとリスクがかなり高くなっています。

胆のうがんはこの調査で改めて歯周病と関係があることがわかりました。


 歯周病の女性は、そうでない女性と比べて、がんのリスクが14%上昇するそうです。
食道がんにおいては3倍以上。

まだまだ研究は必要で、
何がガンを誘発してるのか、どう血液に悪影響を与えているのか調査が必要ですし
アンケートだけでこれだけの結果が出たのですから、
今後まだまだ研究されていくようです。


人間の体はたくさんのパーツが集まって出来ています。
一つに不備があると、やはりどこかに不都合が出てくる。

歯周病は「歯の病気だから単独の問題」ではなく
全身の問題として、きちんと治療することと、予防することが大切ですね。


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