Monday, March 13, 2017

歯ぎしり喰いしばり


今回は歯ぎしりと喰いしばりについて。

多くの方が、スポーツ中、睡眠中、ストレスなどにより、無意識のうちに歯ぎしりや喰いしばりをしているということをご存知でしたか?
それらは自分の気付かない間に悪い習慣となってしまっています。

歯ぎしりと喰いしばりによるダメージ
1.エナメル質が欠けてその内側にある象牙質が露出すると熱い者や冷たいものに敏感になり、知覚過敏を起こしたり、痛みを感じるようになります。
2.歯が徐々に磨り減り、奥歯の咬む面の溝を失ったり、前歯等の長さも短くなってきてしまいます。
3.強い力が加わることにより、歯にヒビが入ってしまう場合があります。

 また、歯ぎしりや喰いしばりを放置しておくと、顎関節やその周囲の筋肉にも問題が広がることもあり、大切な歯を失ってしまうことさえあります。


歯ぎしりと喰いしばりの有無について
自分が歯ぎしりや喰いしばりをしているのかどうかは、歯科医師による問診や視診により診断ができます。

歯ぎしりと喰いしばりによる主な症状
*顎関節の倦怠感、痛み
*頭痛
*耳痛
*歯の知覚過敏
*肩こりなど。

 怖いですね。たかが歯ぎしりと思っていませんか?全身に影響してくるのです。

では治療法について
1.ナイトガードの装着
プラスチックで作られたマウスピースです。就寝時に装着して寝ていただくことにより、寝ている間の歯の磨耗を防ぐことができます。
2.ストレス解消
ストレスを解消することにより、顎の筋肉がリラックスでき、歯ぎしりや喰いしばりを軽減させることがあります。
3.投薬治療
薬を服用することにより、痛みや筋肉の緊張を和らげることができます。また、痛みによるストレスを解消することもできます。

欠けたり、磨り減ってしまった歯に対して
歯は自然治癒する力がないため、一度欠けたり、磨り減ってしまうと自然に元通りになることはありません。
このようにダメージを受けてしまった歯に対しては程度により、冠を被せたり、詰め物をすることにより、修復することが必要になります。

 
 実際に私も歯ぎしりがある為に夜ナイトガードを装着して寝ています。
最初は違和感があったのですが今では装着せずに寝ると、次の日起きた時に顎の痛みを感じます。
寝ているときは知らないうちにとても強い力がかかっているため、歯が削れてきてしまうのです。
ナイトガードをして大事な歯を守ってあげましょう。
 多くの患者さんに見られる歯ぎしり、喰いしばり。
最近は受験を控えている高校生の歯に凄く強い歯ぎしりの後があり、マウスピースを作りました。
年齢や姓別は関係ありません。

皆さん、是非1度チェックされてはいかがですか?

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