Monday, September 20, 2021

フッ素

 フッ素は

歯垢(プラーク)の細菌の活動を抑える働き

溶けたエナメル質の修復

歯質を強くするなど、

虫歯の発生を防ぐ効果があり、予防に有効な成分として知られています。


フッ素配合ハミガキ粉を長く続けて使用することで予防率は向上します。
〇歯を溶かす酸が作られるのを抑制
 歯磨きで落としきれなかった歯垢、その歯垢が作る虫歯の原因菌の働きを弱めます。そして、歯垢が作る酸(歯を溶かして虫歯にする酸)の量を抑えます。
〇再石灰化を進める
 歯垢や食物によって歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます。
〇歯質を強くする
 歯の表面を酸に溶けにくい性質に修復してくれます。
 特に乳歯や生えたての歯は軟らかいので、歯質を強くするためにフッ素配合のハミガキ粉を上手に使いましょう。(うがいができるようになってから使用してください)




〇使用時の注意点

フッ素配合ハミガキ剤を使う時は以下の点に気を付けましょう。
・歯磨き後の口すすぎ
10~15mlの水を口に含み1回程度すすぐことがオススメです。口の中により多くのフッ素が残り虫歯の予防に効果的に働きます。
・ハミガキ粉は飲み込まない
多くの実験によりフッ素の安全性は確認されていますが、ハミガキ粉は食品ではないので飲み込まないようにしましょう。子供の場合は一人で口すすぎが出来るようになってから使用しましょう。
・効果的に使う為の量
年齢によってフッ素配合ハミガキ粉の使用量の目安が違います。





















日本で認可されているフッ素配合ハミガキ粉は1000ppm以下ですが、フッ素が5000ppm配合された濃度の高いハミガキ粉も歯科医院では取り扱っています。
かなり濃度の濃いものになっているので、もともと歯質が弱く虫歯になりやすい方用です。





Monday, September 6, 2021

歯磨きのタイミング



 食事をした後や、歯が酸に触れたすぐ後の歯磨きは避けようという考え方があります。
それによると、水でうがいをし、30分は待ってから柔らかいブラシで歯を磨く。
これは、食事による酸で、歯の表面が弱っているからという理由。
そんな歯の表面を歯ブラシでゴシゴシするのは普通に考えてもよくないですよね。
ですので、唾液によってPhを元の状態に戻してから歯磨きする方が良いと言われてます。




どうしても食後30分も待つ時間がない人は磨かないよりはましですので、歯磨き粉なしで優しく汚れを落とします、それも無理ならうがいや水を飲むだけでも違います。
でも、もしできれば、少し時間を経てからフッ素入りの歯磨き粉を利用するのが歯には一番良いです。

色んな説はあり、色んな情報を耳にするでしょうが、とにかく丁寧に汚れを落とし、いつも口の中に食べ物があるような悪い環境にしないのが虫歯予防の第一のステップです。